反戦と非核を掲げて 〜ピースプランニング委員会の活動
反戦と非核を掲げて 〜ピースプランニング委員会の活動
函館YWCAは1949年の創立当時から反戦・非核を掲げ、ひとつひとつ行動を重ねてきました。ピースプランニング委員会は、YWCAの活動の柱のひとつである平和をテーマとして、さまざまな企画を担当する委員会です。
1982年には多くの函館市民を巻き込んで『原爆の図』展を行い、大きな反響を呼びました。その後、原発や憲法についての学習会、写真展、沖縄や韓国へのスタディツアー、パレスチナやチェルノブイリの被災者への支援活動などを続けてきました。
「平和と憲法をめぐるトークシリーズ」への思い
2013年からは、第二次安倍内閣の成立とともに憲法改正などの動きに危機感を覚え、「平和と憲法をめぐるトークシリーズ」と題して、学習会、体験談の朗読会、映画上映、写真展などの取り組みを始めました。
このシリーズをスタートさせた私たちの思いは、次のような呼びかけの言葉に表しました。
経済の陰り、広がる格差、将来への不安、閉塞感・・社会に広がるいやな空気の中で一気に推し進められようとしている改憲の動き。個人の自由を制限し、戦争ができる国にしようとする動きをなんとか止めたい。そのために今、平和の意味や憲法の理念をあらためて考えるシリーズをスタートさせます。一緒に聞き、話し、考える、その中から勇気や知恵が生まれてくるような気がします。どうぞお気軽にご参加ください。
『はこだてピースマップ』は戦争の爪痕をつなぐ函館散歩
「平和と憲法をめぐるトークシリーズ」での学びをきっかけとして、函館の戦争の歴史に光をあてた地図と解説版『はこだてピースマップ』を作成しました。
函館の街の中に刻まれている戦争の傷跡を、観光コースではない函館散歩として編纂。全国紙に掲載されたこともあり、たくさんのお問い合わせをいただき、各地で販売しています。
戦時下の体験や情報を収集する活動をスタート
現在取り組んでいるもう一つの活動があります。それは戦時下の体験や情報を集めるというものです。
昭和の時代の15年戦争といわれる時代を生き、その当時を記憶される方々が次第に少なくなる中、戦争の記憶をとどめるために、さまざまな体験をアンケート観光用紙や自由記載の文章や聞きとり作業で集めて、次の世代に伝えていこうというものです。
一緒に活動いただける仲間を募集しています
ピースプラニング委員会の委員は現在男女合わせて9名です(2019年9月現在)。ともに活動していただける仲間を随時募集しています。
私どもの活動に興味のある方は函館YWCAにご連絡ください。
